妊娠とお口の管理

 

第五話
「虫歯、歯槽膿漏を予防する歯磨き方法」
てい歯科医院 西脇 祥子
前回、妊娠中にう触(むし歯)や歯周病(歯槽膿漏)が進行するのを予防する上で、歯磨き(ブラッシング)により歯垢を除去することが重要であるとお話ししましたが、今回はそのブラッシングのポイントについて簡単に解説します。
1) まず、できるだけヘッドが小さい歯ブラシを選びましょう。持ち方はペングリップで鉛筆を持つように。手鏡を利用し、歯ブラシの先が歯のどこに当たっているか確認することも大切です。

2) 歯垢がたまりやすい場所は
・歯と歯の間
・歯と歯の境目
・奥歯の歯の溝
・歯並びの悪い所などです。

3) 歯と歯の間は、歯ブラシだけではきれいにならない場合もあるので、
・デンタルフロスや
・歯間ブラシなどを
上手に利用しましょう。


4) 歯と歯垢は同じ色をしているため、どこに歯垢が付着しているのか定かではありません。又どこが磨けていないかを知るため、歯垢染め出し液を利用すると正確なブラッシングが行えますよ。
 皆さん、ブラッシングにどれ位、時間をかけていますか?ブラッシングするとアッとう間に10分以上たってしまいますよ。
 次回(最終回)は赤ちゃんの歯についてお話します。

 

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