呼吸法のポイント
呼吸法は、胸式呼吸のうちの肩呼吸を行います。弛緩法で、息を吐きながら、肩の力を抜いて、下に降ろしました。その呼吸法を静かに行います。腹式呼吸をしてはいけません。腹式呼吸はおなかに力を入れる呼吸法ですが、腹部には大きな赤ちゃんがいる上に、子宮収縮とか産道の拡大という強い緊張が加わるので、それ以上に緊張を加えれば苦痛を増すばかりです。

呼吸法を始める時期は、思いっきりリラックスするようにし、それに耐えられなくなったときから始めましょう。

すべての呼吸法は、
"吐く"からスタートし、"吐く"で終了します。
リズムにのって吐く方から始めましょう。

静かに長く吐いていきます。
吸うのは、自然にまかせて短く。吸うことを意識する必要はありません。吐くのをやめると空気は自然に入ってきますから。(息を吐く動作は緊張をとり、吸うと緊張が加わるからです)

息を吐くときには、舌を上あごに軽くつけて頬を少しふくらませ加減にします。そうすると口の渇きが軽くなります。

呼吸法は、子宮収縮が始まってからでは遅く、始まりかけるとわかりますから、そのときからスタートします。

激しい呼吸はできるだけ避けましょう。換気過剰症になってしまいます。動脈が収縮して酸欠状態になって頭がぼーっとしたり、赤ちゃんにも悪い影響を与えます。

呼吸法のかたち、回数・強弱は子宮収縮に合わせて自分のやりやすいように行ってください。

目は少し開き(半眼)一点を見つめます。目は閉じないでください。

歩いていてなにか障害物があると、とっさに身をかわします。これを条件反射といいますが、呼吸法も、どんな条件のときにでもできるよう身体で覚えてください。そのためには練習、練習以外にはありません。

それでは、呼吸法を実際にやってみましょう。

 

Lesson1 (弛緩法と呼吸法について)

Lesson2(弛緩法の説明)

ラマーズ 法のお話


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